大使、映画「草原の椅子」初日舞台挨拶に参加

パキスタン大使館 報道部

大使、映画「草原の椅子」初日舞台挨拶に参加

2013年2月25日土曜日‐ファルーク・アーミルパキスタン大使は、映画「草原の椅子」の初日舞台挨拶に参加し「この映画により、パキスタンと日本の国民の絆は一層強いものとなるでしょう。」と述べました。この映画は芸術の形で、両国の懸け橋となるでしょう。舞台挨拶は銀座の東映映画館で行われ、壇上で大使から監督、俳優の方々へと花束が贈呈されました。
    大使はさらに「この映画は、両国の文化を理解するためには、最高のお手本となります。」と述べ、映画が将来、国際的な映画賞を獲得できるものと希望を表明しました。日本の映画会社が、このような本格的な映画撮影をパキスタンで敢行するのは、初めての事です。成島出監督からは「パキスタンという美しい国で撮影が出来たことは、素晴らしい事でした。多くの皆さんに映画を鑑賞して頂ける事を望んでいます。」との発言がありました。ヴェニス、カンヌ、ベルリン、エディンバラ、サンダンスといった主要映画祭で上映される事が期待されます。2013年2月28日には、イスラマバードのパキスタン国立芸術評議会(Pakistan National Council of the Arts)で、試写会が開催されます。
初日舞台挨拶にあたっては、日本の著名俳優、佐藤浩市さん、西村雅彦さん、吉瀬美智子さんからそれぞれ御挨拶があり、ギルギット、バルチスタンに位置するフンザを「心が癒される場所」と表しました。俳優の方々からは「心と魂の平穏が叶うこの場所へ是非ご訪問を」との呼びかけもありました。佐藤さんからは「パキスタンの子供たちは幸せそうで、可愛らしく、無邪気で元気に歓迎してくれたので、圧倒されました。」とのお話がありました。西村さんは、フンザの壮大な自然の美しさに触れ、是非個人的にもう1度訪問したいとお話され、最後に「パキスタン万歳」と述べ、御自身の発言を締めくくりました。吉瀬さんは、夜仰ぎ見た天の川、ダイヤモンドのように美しい星空、流れ星に言及し、素晴らしい風景だったと回想しました。
    舞台挨拶後に行われたリセプションでは、大使は東映株式会社の社長をはじめとし、主要な映画会社の役員、俳優の方々と交流を深めました。