大使、東京都知事表敬

  ファルーク・アーミル大使は、舛添要一東京都知事を表敬訪問しました。面談中、都知事からは、都が取り組んでいる都市インフラ、特に交通機関、下水道システム、災害準備拡充、向上の為の取り組みについての説明がありました。日本はその経験を共有する用意がある事、またパキスタンからエンジニア、都市開発の専門家を派遣し今後の協議を進めていけるよう都知事からの発言がありました。都知事に同意を示し、大使は知識、技能、技術の共有・移転の為の正式なメカニズム構築の重要性を述べました。さらに、パキスタン政府は都市鉄道、道路インフラといった開発を優先事項としている事を強調しました。この点では日本は世界級のパートナーであり、パキスタンには既に76の日本企業が進出しています。東京がオリンピック開催地に選定された事に祝意を述べ、東京が今後外国人労働者を必要とするだろう事に触れ、大使は、パキスタンには優れた人的資源があり、技術労働者であれ非技術労働者であれ建設労働者がいる事を述べました。知事は大使からの提案を歓迎し、関係各所に前向きに検討するよう指示しました。知事からの招待に応え、現在年4回都が実施している災害訓練に大使館が参加する事も述べました。