ファルーク・アーミル大使、埼玉県知事表敬

   ファルーク・アーミル大使は、埼玉県の上田清司知事を表敬しました。埼玉県は日本で5番目に大きな県で多くの国際企業が進出しています。社会文化、政治経済関係も含む相互に関連のある事項について、歴史的側面から話し合いがもたれました。知事は、埼玉県はパキスタン人が最も多く住んでいる県である事を述べ、パキスタンの都市における水供給や下水道システムを向上させる為に助言や助力を提供する用意があると述べました。知事はまた、パキスタンと日本は過去60年にもわたり良好な関係を築いてきた事、先頃ニューヨークで、パキスタンと日本の首相が会談を持ち、二国間関係をさらに強化する事を確認した事にも言及しました。

 

       大使は、知事の温かい歓待と寛容に感謝を表明し、パキスタンと日本は、奈良とガンダーラに見られるような古代からの絆で結ばれていると述べました。また、両国関係は相互の信頼と威厳といったアジアの価値観に基づいているとも述べました。さらにコハット・フレンドシップ・トンネルを含むパキスタンのインフラを整備する上で、何十年にもわたり日本から提供された援助、支援に感謝を表明しました。2005年の地震、2010年の大洪水といった自然災害の折にも、日本からは常に援助を受け取ってきた事を述べました。

 

       大使は、日本で暮らすパキスタン人コミュニティの重要性を強調し、彼らが二国の重要な懸け橋になると述べました。この表敬には埼玉在住の著名なパキスタン人も同席し、埼玉県知事に暖かく歓迎されました。