パキスタン友好議員連盟の方々と大使の会食

パキスタン大使館 東京

報道部

プレスリリース

 

 

            東京(2013年6月19日)- ファルーク・アーミル大使は、日本パキ

スタン友好議員連盟会長の衛藤征士郎議員に敬意を表し、公邸で夕食会を催しました。同友好議員連盟の玄葉光一郎議員、桜井宏議員も同席しました。

 

議員の方々は、パキスタンで民主的に選出された政権が次期政権へと平和裡に移行していく事を賞賛し、パキスタンの政治的発展において、極めて重要な道標となるものだと表しました。

 

大使からは、モハマド・ナワズ・シャリフ首相は、パキスタンにおけるエネルギー危機解決に重点を置いている事、また、都市交通、エネルギーパイプライン、ダムといった大規模インフラプロジェクトを実行する必要性を認識している事、について言及がありました。複数国で取り組むエネルギーパイプラインは、地域全体により平和をもたらすことになるでしょう。

 

大使はまた、パキスタンは、インフラ、道路、空港をさらに発展させようとしており、KCR(カラチ環状鉄道)のようなプロジェクトを含む都市交通システムを改善していこうとしている事を強調しました。さらにパキスタン、イラン両国大統領により、パキスタンとイランの天然ガスパイプライン設置に合意がなされた事にも言及しました。大使はまた、技術的ノウハウとパキスタン発展に有効な援助を提供してきた経験から、日本政府は、パキスタンのエネルギー、輸送システム開発計画において、21世紀における理想のパートナーとなると述べました。

 

玄葉議員からは、パキスタンの民主主義がさらに根付いていく事に関し、パキスタンの両院において、女性議員が占める割合について賞賛があがりました。政治の場において、女性の力を高めようとするパキスタンの努力を賞賛しました。

 

            さらに大使からは、パキスタンで操業する日本企業が、パキスタン人学生をインターンシップとして日本に受け入れるよう提案がありました。議員の方々からは提案に賛同の声があがり、実現できるよう該当企業と連絡をとる旨の発言がありました。パキスタンは、日本の最新技術、特にエンジニアリングと経営管理を学ぶ事を望んでいます。パキスタンは大きな潜在性を占めた若年層を抱えており、技術教育を受ける事によってより生産性をたかめる必要がある、またこの点で、日本の教育、革新、産業の輪はパキスタンも見習うべきものです、と大使から発言がありました。

 

さらに席上、パキスタンと日本の議員派遣団の交流についても話し合われました。日本パキスタン友好議員連盟の衛藤会長からは、二国間の友好関係がさらに強化されるよう、日本から議員団が近い将来パキスタンを訪問できるよう、希望が表されました。