プレスリリース - パキスタン・ジャパンフレンドシップバザール 2013

パキスタン大使館 東京
報道部
プレスリリース


東京(2013年4月29日)- 2日間にわたって開催される、パキスタン・ジャパンフレンドシップバザールが本日より始まりました。日本パキスタン友好議員連盟に所属し、元外務政務官の松島みどり議員に、開会式に主賓として御参列頂きました。松島議員より、過去61年にわたり日本はパキスタンと友好な関係を築いている事、そして東日本大震災の折には、パキスタン政府、在日パキスタン人より多くの支援があった事への感謝が表されました。さらに、最近イランとの国境をおそった地震で被害を被った方々へのお見舞いの言葉が表されました。松島議員より、両国を頻繁に襲う自然災害に対処する為、より協調した取り組み、努力が必要であるとの言及がありました。パキスタン・ジャパンフレンドシップバザールは、二国間関係をより強固なものとし、両国民は互いの文化・伝統を理解する為、より一層緊密になるでしょうとお話がありました。

大使は、このバザールを通じ、二国の文化、お祭り様式を実際に見る機会がもたらされるでしょう、と言及しました。

バザール後半では、アントニオ猪木さんが、自身のチーム選手を率いて登場し多くの歓声を受けました。スポーツを通し友情、平和、理解を深めようという猪木さんの素晴らしい業績を認め、パキスタン政府は公的に、アントニオ猪木さんを「スポーツ親善大使」と任命した事が、大使より発表されました。猪木さんはラホール、ペシャワールの2都市を訪問し多くの観客を惹きつけましたが、それはまさにパキスタン国民が平和を愛し、スポーツを愛する国民である証だと、大使は述べました。

バザール2日目には、鳩山由紀夫元首相と御夫人が壇上に登場し、観客から大きな歓声を浴びました。鳩山元首相からは、日本とパキスタンには長きにわたって築かれた友情があり、今後一層強固なものになるとのお言葉がありました。両国民、両国政府は、親友のように互いに尊敬と威厳をもって向き合い、特に自然災害の際には、大きな慰めと満足の源となる、とのお話がありました。

鳩山元首相は、パキスタン・ジャパンフレンドシップバザールの志を認め、バザールは、パキスタンの習慣、音楽、芸術文化を日本の国民が理解するのに役立つもの、とのお話がありました。さらに、日本の国民にパキスタンのハラールフードを紹介したパキスタンレストランを賞賛しました。

その後鳩山元首相はいろんな屋台に立ち寄り、食べ物、ヘナ、キッズトラックのコーナーに強い関心を示しました。

バザールでは、相撲選手が登場したり、カタックダンス、カワリ、ガザル演奏、日本の太鼓とパキスタンのドーラの共演、早食いコンテスト、メヘンディ、パキスタン音楽の演奏など、様々な催し物が披露されました。

バザールが開催された両日とも、上野公園には多くの方が入場されました。バザールは子供たちにも人気であり、パキスタン人コミュニティからは多大なサポートがありました。いくつかの屋台では、多くの人が長い列を作りパキスタン料理を買い求めました。

2日にわたるバザールは、在日パキスタン人の多くが有名な歌「ジベジベパキスタン」を皆で合唱し、熱意と国家への誇りを胸に国旗を振りながら閉会となりました。