埼玉大学訪問

 ファルーク・アーミル大使は、埼玉大学を訪問し、上井喜彦学長と懇談しました。学生や教授陣の交流や、埼玉大学とラホール工科大学間での覚書締結等、相互に利益のある様々な事柄について話し合いしました。学長は同大学で学んでいるパキスタン人学生が学業に秀でている事を称賛し、それぞれの研究、学問の分野で効果的に貢献していると述べました。

  大使は、パキスタンと日本が特に文化、文明、商業、貿易といった分野で長きにわたる関係を築いている事を述べました。また日本とパキスタンの大学間で連携する事により、知識や技術移転、人的資源開発に役立つとして、連携の必要性を強く強調しました。締結された折には、覚書は二国間で成長する知識の木となり、学生や教授の交流を通じ互いの経験から学ぶ事ができるだろう、と大使は強調しました。また大使はパキスタン人学生に、日本の最先端の技術を取得し、パキスタン国民の繁栄の為に教育、産業を推進すべく実際にそれらの技術を適応させるよう促しました。

  山口宏樹理事・副学長からは、埼玉大学のそれぞれの学部等について詳しい説明があり、同大学とアジア、ヨーロッパ、アメリカの主要大学との緊密な関係についてお話がありました。また山口理事・副学長からもラホール工科大学との覚書締結への希望が表されました。その後大使は教授も含み学生対象に、パキスタンについての講演を行い、様々な質問が挙がりました。