プレスリリース - ファルーク・アーミル大使は、国立大学法人筑波大学を訪問しました

パキスタン大使館 東京
報道部
プレスリリース


東京(2013年3月26日)- ファルーク・アーミル大使は、国立大学法人筑波大学を訪問しました。多くのパキスタン学生が、こちらの大学院課程で数理物質科学、情報工学を研究しています。大使は、清水一彦副学長・理事と面談し、現在入院中の学長を気遣い、早期回復をお祈りしている旨を伝えました。

大使は学生たちに向け、日本はパキスタンにとっては重要な開発パートナーであると述べ、パキスタンが地震、洪水といった災害にみまわれた際に、日本政府から支援、援助が差し伸べられた事に対し、感謝を表しました。またコハットにあるパキスタン日本・フレンドシップ・トンネルを挙げ、そういった支援が地域の人々の生活に大きな変化をもたらした事に感謝を述べました。日本からの無条件の支援に対し、パキスタン人は心から感謝をしている旨を伝えました。

科学、工学における日本の進歩に触れ、大使は、「学問・革新・産業」の3分野の連携が日本の経済発展に多大な貢献をしたと述べ、パキスタンもそこから学んでいきたいと述べました。また二国間の大学間で、相互協力の必要性がある事も強調しました。今後大学間で、学生、教授、研究者の交流を深めていく事も提案されました。

訪問当日には、秋山和男国際部長から、大学の活動についての詳しい説明がありました。筑波大学は、学校としては1872年から歴史がある事、正式に大学として認可されてから40年になる事、また国立大学法人として重要な位置を占め、日本で最大のキャンパスを保有する事等の説明がありました。現在同大学は、教育言語として英語を採用しています。秋山部長からは、筑波大学は今後コハット、ペシャワール各大学、及びその他の大学と正式に覚書を調印し、交流を深めていきたい旨の説明がありました。大使からは、パキスタンの更なる発展の為に教育が重要である事、また目標を達成する為に、大学関係者、教授への支援を惜しまない所存であるとの説明がありました。