プレスリリース - ファルーク・アーミル大使は、法政大学を訪問しました

パキスタン大使館 東京
報道部
プレスリリース


東京(2013年5月16日)- ファルーク・アーミル大使は、法政大学を訪問し、「パキスタン‐対日関係と近隣諸国との関係」と題する講演を行いました。当大学国際関係学科に所属する百人以上もの学生が聴講し、大使によるパキスタンの社会文化、政治歴史に関する説明に耳を傾けました。

隣国との品位ある関係を築こうとする政府の意図を説明すると共に、しかしカシミールを領土問題とする姿勢にはきっぱりと否定を示しました。この問題は基本的人権の問題であり、国際法、ひいては該当する国連安全保障理事会での決議に沿って解決されるべき、とのパキスタンの原則的立場を説明しました。さらに大使はまた、ここ数年におけるパキスタンが被った犠牲、パキスタン政府の絶え間ない忍耐と、それでも前に向かおうとする人々の姿勢に言及しました。

3時間に及ぶ講演で学生たちの質問に答えながら、大使は最近のパキスタンでの総選挙についても説明し、民主主義が勝者だと述べました。パキスタンの歴史史上初めて、民主的に選出された政権が、次期民主的に選出された政権へと引き継がれていきます。さらに、投票率は前例のない60%という高率なものであった事も、国民の民主主義への熱意を示しています。特に今回の選挙では、女性や若年層が投票に足を運び、パキスタン国民の前向きな姿勢を示すものとなりました。

学生たちは、熱心に聴講し、歴史的文化的背景、美しい景観に恵まれたパキスタンを訪問したくなったことでしょう。様々な話題に多くの質問がなされ、学生たちのパキスタンへの強い関心がよく表わされていました。